無断で写真を撮っても怒られませんでした!

 伊太祁曽神社周辺は田んぼや果樹園が広がるとても美しいエリアです。
気持ちの良い天気に誘われ散策をしていたある日、
ミカンの木×通学路×ミラーの景色は珍しいな・・と、
思わずスマホで写真を撮ってしまいました。
すると、「何、撮っちゃ〜んの?」と奥から住人の方が出て来られ、
怒られるのかと焦りました。
でも、目が笑っているように見えたので
「珍しい風景だなと思ったので撮ってましたー!」
と答えたら
「珍しいんかえ?少し切ろか?奥の方の赤い(熟している)のが甘いで〜」
と2本持たせてくれました♫

 「袋に入れようか?」と聞かれたのですがせっかくなので枝をぶら下げながら20分歩き、コーヒー焙煎所『THE ROASTES(ザ・ロースターズ)』へ到着。

この焙煎所は元々はみかん倉庫だった建物を改装していて、オーナーは笑顔がとびっきり素敵な女性。テンポがゆったりしていて、慌ただしくお仕事をされていても

「あ〜ら、こ〜んにちわ〜(^^)」と言ってくれるので嬉しくなっちゃうんです。

ずっしりと重かったミカンは、スタッフさんが枝を損なわないように素敵にディスプレイしてくれたので嬉しさも倍増!その後、1個だけもいで持ち帰り、夕方お腹がグ〜と鳴った時に美味しくいただきました。

 初めて会った時にも敬語を使ってかしこまるのではなく、いきなり「・・・なん?」と尋ねられることの多いのが和歌山の日常。移住をした平成8(1996)年当初は、

「ちょっとあんた!」と声をかけられてムッとしたり、魚市場で

「ありがとうございます」と言ったら「お上品やわあ」と言われて少しだけ寂しい気持ちになったりしたこともありました。

でも今は、敬語がなく親しみやすい和歌山の風土が大好き♡そうそう、先日も

「どこから来たん?」と聞かれたから「和歌山市!」って答えたら、「そら、遠くからよう来てくれたな〜」ってノリの良い返しをいただきました。

いきなり質問したけど優しく答えてくれました!

「いいお天気でええなあ〜」と声を掛けてくれた地域住民の方

 海南市黒江地区は漆器のまち。塗り職人が暮らしていたという格子の窓が並ぶ路地を入っていくと、どこからともなくお香の香りが漂ってきたり風鈴の音が聞こえたりして、どこか懐かしい風情を楽しむことができます。

この日、一緒に歩いていたツアー参加者の皆さんが

「なんで格子が多いんだろう・・」と疑問を話していたまさにその時、住民の女性が

「いいお天気でええなあ」と声を掛けてくださり、ラッキー♫! 質問してみると、

「なぜかは知らんけど・・外したら入り口を大きくできて家でお葬式ができるんやで。昔そうしてたけど、また今からもそうなるんちゃうかな・・景気悪くてみんなお金ないし・・・。時代は繰り返すなあ〜。格子は外したら洗えるで。ほんで、外から中は見えんけど、中から外はよう見えるんやで〜」と、親切に教えてくれました。

この楽しい交流のひと時も「タイミングを逃すまい!」と即座にスマホでパシャリ!撮影の許可は事後承諾になったけれど、怒られず、了解をいただきました。

何でもこの奥さん、月下美人の花が美しく咲いたのでテレビ局に電話して取材してもらい、ブラウン管に映ったそうです。

 

出会いがあるから路地歩きは楽しい!

 

この路地を、些細なことも無邪気に喜び、どんなことでも一緒に考えてくれる友人を誘って歩いた時のこと。私はスルーしていたところをその友人が

「いいわあ〜♡」と言ったのがこの3箇所です。

牛乳箱に記された「よい牛乳よい設備」はシンプルだけど、覚えやすくてなかなか良いキャッチコピー!

昭和の高度成長期、様々な製品が工場による大量生産の体制を整えていった頃、牛乳の工場は衛生面を重視していたのだろうな〜と勝手に妄想が・・。なんだか味わい深いですね。

倉庫は漆工場跡地を再生させたカフェ『そうげん堂』のすぐそばにあるので、漆器に関連したものが現在も保管されているのかも。

下段の、格子の外側に植えてある細い植物は「トクサ」です。友人は花や木も好きで、その都度名前を言ってくれるのも一緒に歩いて楽しい理由の一つ。

「面白い植物よ〜」と言ってくれたので、少しご紹介しますと、トクサは、表面がざらざらしているので、昔から木工品や爪を磨くのに使われてきたそう。

さらに、ブログを読んでくださった方が、「94歳の母から聞いたことだけど、歯磨きにも使われていたそうよ〜」とメールをくださいました♬

一見竹に似ていますが、常緑性のシダ植物で、その和風の雰囲気から、日本庭園の下草や盆栽、生け花など観賞用の目的で栽培されています。

こんな出会いもあります♪

この真っ白い鷺に出会ったのは和歌山市の冬野というエリア。美しい田んぼが広がり稲作が盛んで、自動車で走っていると景色が四季で移り変わり、とても気持ちが良いです。

この写真を撮った日は、望遠カメラを持ち、車窓から見えた鷺のそばにできるだけ近づける場所はどこかな〜と探しながら、車で路地へ入って行きました。

車で路地を探索する場合、時々”行き止まり”に遭遇するので緊張します。軽自動車なので大抵の道は問題なく通れるのですが、やっぱりドキドキ・・。

でも、徒歩で探索する場合はそんな心配はいらなくて、気楽!

歴史のあるまちで人の暮らしのため創設された路地には、”行き止まり”って、ほぼないのではないでしょうか・・・。

カモさんに出会ったのは、海南市の宇賀部(おこべ)神社の近くです。

出会った瞬間の

「アッ!」という場面では大きく見えたカモさん。その感動が撮りたくて近寄ると、すぐに離れて行ってしまって

「あ〜行っちゃった」と何度もガックリ・・。

望遠レンズを準備して出直して、やっと撮れました。

          as.daily.life(アズ・デイリー・ライフ)旅行企画 檀上智子

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