水上バイクの動力は燃料、カヌーは手動・・ そこがいい👍(『エディー』の竹田店主が撮影)

 

「四万十川でカヌーをやってみたい!」と、4月上旬に弊社as.daily.life(アズ・デイリー・ライフ)旅行企画の和歌山城散策ツアーに参加されたお客様が言われたことをきっかけに、まずは私自身が、6月17日、和歌浦で開かれているカヌー教室に参加してみました。

四万十川は高知県にあり、四国で一番の長さと「日本最後の清流」とも呼ばれる美しさで有名な川。その女性のお客様は「やってみたいことがた〜くさんあるのだけど、一人ではどうしたら良いのかわからないし、方向音痴なので誰かに連れて行ってもらいたいの」とおっしゃるのです。

私が持っている旅行業の資格で営業が許可されているのは、和歌山市に隣接している海南市、紀の川市、岩出市のみなので高知県にお連れすることは難しいですが、和歌浦でカヌーを体験できるツアーを作ってご提案してみよう!と思い立ちました。お客様は大阪北部にお住まいなので高知県は少し遠いですが、和歌山なら日帰りで、長年願っておられたカヌー体験を実現させることができるのです。

早速、前職でフリーペーパーの営業をしていた頃にお世話になった、『アウトドアショップEddy(エディー)』を訪ねました。「エディー」とは、川の流れが岩や構造物などによって遮られた時、その岩や構造物の下流側に生じる反転流が形成する渦のことで、その水面は流れがほとんど止まっています。

事前にアポイントをいただくこともせず、飛び込みで広告の営業をする私に竹田店主は、店名の由来を分かりやすく説明してくれ、「エディーではひと時、船艇を漕ぐ手を止めて休憩をすることができるのだ」とも話してくれました。店名と、脱サラで約30年前に創業したというその人生観とが、何だか重なるようにも思え、その後も時折訪問しては、雑談を楽しませていただきました。広告もありがたいことにO Kをくださり、海のアクティビティをテーマにしたフリーペーパーの紙面は無事に出来上がりました。カヌーの他、サーフィン、スキューバダイビング、水上バイクのショップのオーナーも出資してくださり、「和歌山の海でもっと遊ぼう!」をテーマにした紙面は、とても良い内容になりました。

その頃は、自分自身がカヌーを体験することになろうとは夢にも思っていませんでしたが、夢を叶えて始めた旅行業のお客様からのご要望となれば、俄然やる気満々!梅雨空の下、和歌浦の探索に乗り出しました!

初めて体験したカヌーで「開放された自由」を感じました!カヌーの船艇は安定していて漕ぎ方のコツもとても簡単なので、不安な要素が少なく、驚くほどリラックスできました。

フリーペーパーの営業のおかげで、水上バイクや漁船には航路が定められていることを知っていたので、海上で

「カヌーに禁止航路はありますか?」と尋ねてみると

「行ってはいけないところは特にないですよ。その代わり体はむき出しなので、命の責任は自分自身。浅瀬に近づけるのはカヌーだけ」とのこと。

カヌー体験途中の休憩・・背景はマリーナシティのリゾートマンション

私は「わーい!自由〜!」と叫んでしまいました。事前に服装は短パンで・・と聞いてはいましたが、持っていなかったため、長袖Tシャツとジーンズという普段着で参加しました。体験中は何ら問題はなかったのですが、上陸後にビーチを歩いた時に付着したジーンズの砂は、洗い流すのが大変でした。次回は、ジーンズの裾をしっかりとまくっておこうと思います。

カヌー体験をするために新たに購入しなければいけないものは特にありません。いつもは眼鏡をかけていて、万が一転覆した場合に眼鏡を失う可能性があるということでこの時はコンタクトレンズにしましたが、次回は、眼鏡で参加するつもり。持参物は、腰から下は濡れるのでその着替えと小さいタオル程度です。

山に登って汗をかいた後には最高の味でした!

ところで、私のツアーは日帰りプラン。午前中はカヌーで遊ぶとして午後からはどうしたものだろう・・

悩んでいると登山にも詳しい竹田店主が抜群のアイデアを出してくれました。里山へ登って高い所からカヌーで遊んだ海や、四国、淡路島を眺めたら良いというのです。しかも、頂上の近くまで車道が通っているので、体力の消耗も少なくて済むはす。早速登って「これでいける」と確信を得た後、和歌浦漁港の『おっとっと広場』へふらっと入って、しらすのかき揚げとビールで一服しました。

紀州徳川家第10代藩主治宝公が創設した庭園『翠水園』

この眺望に「きっとお客様に喜んでいただける!」と確信を得ました。当初、昼食後はタクシーで移動して『翠水園』を見学しようかと考えていたのですが、竹田店主の「翠水園を上からしか見たことがない」という呟きに触発されました。

ここからなら、和歌山城のお堀から船に乗り、翠水園まで茶の湯を楽しみに来ていたというお殿様の優雅な遊びをイメージすることができます。

何日かかけて和歌浦エリアを探索した結果、『安全で短時間のカヌー体験×プチピクニックで和歌浦の海・空・風を感じるツアー』が完成しました。ホームページを見た広島県在住の妹が

「力作だねえ」と言ってくれ

「思いは伝わるものなんだねえ」と思いました!

       as.daily.life(アズ・デイリー・ライフ)旅行企画   檀上智子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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