和歌山の港まつり花火大会を快適に楽しむには・・一般協賛席がおすすめ

花火大会というと、大混雑に巻き込まれることの懸念が先に立ち、遠くから花火の端っこをチラッと見るだけ・・和歌山に移住して以来、30年近くはこうでした。

しかし今年は4年ぶりの開催ということで、地方紙『わかやま新報』の1面にも情報が載っており、それを読んだ私は一念発起!一般協賛席に申し込んでみました。

7時過ぎの様子です。椅子が置いてあるのは企業協賛席で、ロープからこちら側が一般協賛席。

レジャーシートを敷いている人も多いですが、和歌山市からの案内の中で、持ち物として”座布団”と書かれてあったので座布団にしたら、これが大正解!

お尻が全然痛くならなかったです(^^)

 

6月9日付けの『わかやま新報』で申し込み方法を知り、即、メールで申し込んだところ、申込日から5日以内に協賛金を納入するという流れ。

ところが、アルバイトの給料日が納入期限の翌日だったので、その日でも良いかどうか和歌山市商工振興課に問い合わせたところ、丁寧な対応で「構いませんよ〜」と言ってくださいました。

メールでの申し込みがとても簡単で、お金の納入日の融通もきいたので、「なかなか良いな〜」と、初めての花火大会の見物に心が躍りました♬

リストバンドとお茶券が入った和歌山市商工振興課からの封書は、7月11日に届きました。

次は、何をお供にしよう?と思案し、ビールも良いけどワインとチーズにしてみようかな・・と思いつき、7月23日当日がますます楽しみになりました。

さて、いよいよ当日。

ワインを飲もうと決めたのはよかったのですが、瓶入りのワインとグラスを持っていくのは大層だし「どうしたものか」と、お酒の種類の多い和歌山市高松のスーパー、メッサオークワに買い物に行って、はたと悩みましたが

「そうだ!缶入りのワインがあるかも」と思いつき、探してみると美味しそうな『アイススパークリングワイン』が見つかりました!赤もありましたが今回は白に。

メッサオークワは、チーズの種類も豊富に揃えてます。

リストバンドに同封されていたお茶引き換え券で、このお茶を受付でもらいました。

花火の打ち上げが始まる午後8時まで、心地よい海風に吹かれながら周囲の皆さんは、お弁当を食べたり、おしゃべりに花を咲かせたり、お連れさんとの合流にやきもきされたりしていました。この暑さで睡眠不足なのか、横になって眠っている人もいました。

本部席からのアナウンスは

「本日は強風のため、花火の燃えかすが飛んできて皆様の目に入る可能性があります。十分お気をつけください。本部席に目薬を置いていますので、ご入用の場合はお声かけください」

「会場は大変混み合っておりますので、お子様から目を離さないようお願いいたします。お手をしっかりと握ってあげてください」

といった内容が繰り返されていました。

「夕焼けがきれいだな〜」とぼうっとしているうちに夜の帳が降りてきて、目の前をハッピを着てとてもにこやかな表情の尾花市長が通られました。

そして尾花市長のカウントダウンでついに打ち上げが始まりました!

「夏!って感じやねえ〜」

「あれ?不発?って思わせてからのパーンやね〜(タイミングを少しずらして花が開く)」

というような、一緒に見物している人のご機嫌な感想が聞こえたり、

「シュルシュル」「パチパチ」「ヒュ〜」という火薬の音が間近に聞こえ、会場の臨場感がたまりませんでした♪

ほろ酔いで、たっぷり1時間の花火ショーの演出に浸れるこの特別な楽しさ!!

これは、故郷の広島ではなかなか体験することができません。和歌山に住んで良かった〜と思いました(^^)

自宅から会場まで、ずいぶん手前から露店がずらっと並んでいました。

浴衣姿はやはり可愛らしいですね!警察や交通指導員、大会スタッフなど、大勢が来場者の交通整理や誘導に奮闘してくださっていました。

 

中央市場を開放した巨大な臨時駐輪場があります。案内係りの方が豊富なので、途中で3回ほど「どこで曲がったらいいですか?」と道を尋ねることができました。

午後7時ごろ、会場の手前の様子です

7月25日付けの『わかやま新報』の1面記事です。

 

紙面によりますとコロナ前の2019年開催時の3万人を大きく上回る4万人が詰めかけ、上がった花火は約3000発、アクセスに便利な南海電鉄は、午後4時台から和歌山市と和歌山港駅間の列車を増便したそう。

さて、素晴らしい花火ショーは、沖合300メートルの台船に灯った「さようなら」という電光の文字でついに終了。本部から「分散退場にご協力ください」とのアナウンスが聞こえてきました。

「どうすればいいのかな」と思いましたが、周囲の人の流れに沿って難なく会場の外へ。途中、広場で見物していた大勢の人はロープを張られ案内係に止められていたので、協賛席は優先的に退場できたことが分かりました。

最終的に、花火大会を存分に楽しむ方法が知れた今年の夏でしたが、クリアしたい課題としては、お手洗いに行きたくなった場合の対策が必要だと思います。

恥ずかしながら、私は自宅まで約20分、小走りで帰りました。コンビニは、会計に関しては、大人数のお客様をスピーディーに迎えられる工夫をされていましたが、さすがにお手洗いは、長蛇の列でした。

会場は午後5時からオープンしていますが、大きな大きな空のショーなので、どこに座っても100%楽しめます。席取りの心配は必要ないので、お手洗いをしっかりと済ませ、8時前に入場するのが良いかも知れません。

    as.daily.life(アズ・デイリー・ライフ)旅行企画  檀上智子

 

 

 

 

 

 

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