川合小梅ツアーのフリップが私の宝物!ツアー催行時に使います!

テレビ和歌山の山田みゆきアナウンサーが初めて電話をくださったのは7月末のこと。

2023年3月21日付の地方紙『日刊わかやま新報』で弊社の取り組みを知ってくださり、夕方の『6wakaイブニング』というニュース番組の中の地元の魅力を紹介するコーナー「水曜リサーチ」でご紹介いただけることになりました。

山田アナウンサーは番組制作部長も務められており、常にご多用の様子でしたが、終始テキパキとした対応や判断をしてくださり、熟練していることの高い価値を感じました。

番組構成は、放送日にスタジオにお邪魔して生放送でお話ししながらロケの映像を流すということで

「スタジオに来てくださいますか?」

と聞かれ

内心はドキドキしながらも

「もちろん喜んで!」とお返事。

8月中に、おおさかパルコープ生活サポート部の旅行部門のチラシで和歌浦ツアーと伊太祁曽コースを紹介していただけ、そこで少し集客を見込めるかもしれないので、申し込みの状況を山田さんに随時お知らせすることになりました。

そんな中、以前から親しくしていた海南市のアクティブな女性から

「小梅ツアーに行きたいよ。お城の茶室で休憩できるのがええやん。前から、お城に行ってもただ登るだけかいな・・と思っとった!友達誘うわ!」

と連絡が入り、この言葉に感激しました。

和歌山城のお茶室は470円という良心的なお値段で和菓子とお抹茶を気軽に楽しめるのですが、タイミング良くそこを通りかかることが大切です。

小梅ツアーでは、ティータイムにお茶室へ行けるように行程を考えましたが、私と同じように、そこに着目してくださる方があったのです!

思いが通じたようで、とても嬉しい反応でした。

山田アナウンサーと何度かのメールのやり取りがあった後、8月末になり

「9月13日に放送時間が取れそうです」

とお電話が入り、小梅ツアーの立ち寄り先のカフェRENと小倉神社でロケをすることになりました。

いろいろな資料から台本も作ってくださったのですが、完璧な仕上がりで感無量でした。

小倉神社の明樂(あきら)宮司と、小梅さんが見物した馬掛けという奉納行事を見物した場所でロケをしました。

明樂宮司は連日草刈りをしておられるそうで、場所の維持管理は本当に大変なことです。当時の姿を守り続けてくださってきたことに、心から感謝せずにはいられません。

風情のある静かな景色を眺めていると、江戸時代の末期は劇的に政治や生活が変わり混乱を極めた乱世でしたが、その中で毎日を懸命に生きた川合小梅について

「小梅さんも確かにここ来て、世の中を心配しながらも日常に楽しみを見いだして生きていたのだな」

と、その存在を確かめることができ、心が落ち着くのです。

先人も見ていた景色というのは、一度失われてしまうと、二度と作ることはできません。

明樂宮司は13代目、14代目にあたる息子さんは会社勤めをしながら秋祭りと正月には祭事を手伝っているそうです。

ロケ日の早朝、私はカフェのアルバイトに行きまして、制帽のキャップを被っていたので髪におかしな形がついてしまい、放送で後ろ姿を見ると髪が横へ飛び出していました・・😱

しかしロケ当日は、ツアーに込めた思いをいかに要約するか・・と、そのことばかりを考え、髪のことなどには気が向いていなかったのでした。

ロケは山田アナウンサーとカメラマンの2人体制でほんの半日でサクサクと進められました。

次は、放送日の放送時間、1時間前にスタジオに入りました。

控室には小梅ツアーの行程と手書きメッセージ用のフリップが準備されていました。

フリップは個人ではなかなか作りにくいものですから、とても有り難いです。

手書きのメッセージは、ツアーを作る時に何を大切にしているかという質問に答えるものなのですが、内容に迷いがあったので、放送日当日は社内会議に出席されていた山田アナウンサーが、控え室を覗きに来てくださった機会を捕まえ

「和歌山城のお茶室に通りかかるのがランチ前や夕方遅くでは、お抹茶をいただくタイミングに合わないので、ツアーではティータイムにかかるように、他のツアーでも、空腹を感じた時にレストランに入れるように行程を考えている・・というようなことが言いたいのですが、どう書きましょう?」

と早口で相談したところ、

「うーん、それじゃ、“出会いとタイミング”と書いて、詳しいことは喋ったら良いのではないですか?」と即答!

的を得たアドバイスをいただいて、私はすっかり心丈夫になって本番に臨んだのでした。

番組では、字幕も出してくださり本当にありがたかったです♡

ツアーに参加されたお客様お一人お一人の心の中に小梅さんが新たに誕生し、そしてそれぞれのイメージが膨らみ、旅を終えてからも、その小梅さんが生き続けていく。。。

このような私の夢が叶うよう、解説の内容やガイドの段取りを練ってゆきたいと思います。

『江戸末期の和歌山市の画家 川合小梅の見た景色と描いた絵画を訪ねるツアー』の詳細はこちらからどうぞ💐

 

 

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