和歌山城の茶室で作法を気にせずお抹茶を味わう〜その季節にしか登場しないお菓子とお茶碗を愛でる、贅沢なひと時を〜

和歌山城内には茶室『紅松庵(こうしょうあん)』があり、どなたでも、作法など気にせずお抹茶とお菓子を楽しむことができます。

数寄屋作りの茶室『紅松庵』

庵の中へ入ると、左手に10人ほど座れる席、右手には和室があります。

和服を着た女性が出てきて

「お好きなところへどうぞ」と対応してくださるので、私はいつも、掛け軸と花を少し眺めてから着席します。

9月10日に訪れた時は、白い萩の花が生けられていました

お茶碗にも秋の花々が・・。

桔梗と撫子でしょうか

こちらは何のお花でしょうね・・

なんといっても季節を表現したお菓子が一番の楽しみ♬

9月10日は「実り」というお菓子でした

お菓子が先に出てくるので、好きな大きさにしてお口に運び、全て食べ切ります。

お抹茶の少し渋い風味をより美味しく味わうため、先にお口の中を甘いお菓子で満たしておくのです。

あんこの優しい甘さに和んだところで、お抹茶が運ばれてきますので、軽く会釈を・・。

次に、左の手のひらにお茶碗をのせ、右手でしっかりと支え、絵柄を左に少しずらしたらゴクッと飲みます。(飲む回数に決まりはありません)

その季節にしか登場しないお菓子とお茶碗で季節を愛でる贅沢なひと時

一服のお茶にほんの短い間心を遊ばせる・・

『紅松庵』はどなたにもこのような体験を優しく提供してくれる場所です。

年末年始と貸し切り利用となっている日を除き、毎日運営されています。

 

一服 470円(抹茶・お菓子)

営業時間 午前9時〜午後4時半(入室は午後4時まで)

休日 12月29日〜1月3日

問合せ ☎︎ 073-431-8648

弊社、as.daily.life(アズ・デイリー・ライフ)旅行企画が現地調査を元に、心を込めて作成したツアー『江戸末期の和歌山市の画家 川合小梅の見た景色と描いた絵画を訪ねるツアー』では、ティータイムをこちらのお茶室でお過ごしいただきます。

 

おすすめの記事